Bさんは住宅ローンを老後まで引きずって生活が苦しくなった人の体験談なども読んだと言います。独身だと、子どもが大きくなるからそろそろ家でも買おうかという話にもなりにくく、住居に関する問題をつい見過ごしてしまうのだとか。「今は安心感を手に入れたから、次は自分を幸せにする方法を考えていこうと思う」と笑っていました。

万が一のときが不安で投資を始めた

「結婚しないと決めて、自然と投資に手が伸びた。今までは及び腰だったけれど、結婚しないと決めたら『今の収入だけで一生暮らしていけるのか?』『自分が万が一働けなくなったら、誰も支えてくれないから別の収入源が必要なのでは?』と心配になった」と話すのは、不動産会社勤務の40代男性Cさんです。

「投資で収入を得るのは簡単なことではないというのはもちろんわかっている。でも、投資で収入が得られるようになったらケガや病気で体が思うように動かなくなっても収入を得ることができる。この先年を取って、そうしたリスクが高まる前に投資で収入が得られるようになっておきたいと思ったら、今すぐ始めようという気になった」と言います。

投資は不労収入とも言われ、労働の対価としてもらう給料とは異なる性質のお金なので、リスクに備えて投資で収入を得られるようになるというのも、確かに一つのリスクヘッジではありますね。