さいごに
今回は、『70代以上の貯蓄事情「ゼロ」と「3000万円超」が各2割』と題して、リタイヤ後の生活を送られている方が大部分となる70代以上世帯の貯蓄事情についてながめてきました。
「老老格差」が起こるまでには、さまざまな背景や経緯があるはずです。
とはいえ、そこには「現役時代の貯蓄状況」が少なからず影響しているであろう、という点は確かであるといってよいかもしれません。
老後を見据えた長期的なお金の計画は、できるだけ若いころから意識しておくことをおすすめします。
資産運用は長期間運用するほどリスクが軽減し、リターンが安定する傾向があるといわれています。20代、30代といった若い頃から、少額をコツコツ積立てていくと、複利の効果が期待でき、雪だるま式に資産を増やしていくことに繋がるのです。
貯蓄の進捗状況や退職金の有無、そして家族構成などはひとそれぞれですから、老後のマネープランもやはり一人一人にあった形で検討していくと賢明かもしれませんね。
お金の「貯め方」や「増やし方」のコツがなかなかつかめない、といったお悩みをお持ちの方は、一度資産運用のプロのアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。
ご自身とご家族のライフスタイルに寄り添う、オーダーメイドのお金の育て方を見つけるきっかけになるかもしれません。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年(2020年)調査結果」
- 谷口裕梨(LIMO)「70歳以上世帯の貯蓄額はいくら?老老格差が生じる現状とは」