ウィンザー効果
ウィンザー効果とは、誰かと話しているときに別の人のことを褒めて、本人への褒め言葉を人伝てに伝えてもらう方法で、相手を直接褒めるよりも効果があると言われています。
「Bさんの説明って、すごくわかりやすいから勉強になるよね~」や「Cさんのプレゼン資料って、すごく練られてるよね」など、職場の日常的なことを褒めると不自然な感じを与えないでしょう。
褒められた人は喜ぶので人間関係も良好になりやすいですし、周囲の人を観察することで、発見したことや学びが自分の成長につながる可能性もあります。職場の人の良いところをたくさん観察しておき、会話の自然な流れのなかで褒められるといいですね。
ミラーリング
ミラーリングとは、相手の言動を真似することで、相手に親近感や好感を抱かせる心理術です。相手が水を飲めば自分も水を飲む、相手が髪をかき上げれば自分も髪をかき上げるという内容ですが、やりすぎると不快感を持たれてしまいます。
簡単な方法のひとつとして、相手が笑顔で話してくれているときは笑顔で対応するなど、同じような表情で会話を進めてみてください。相手は、「共感してくれている」と感じやすくなります。
職場での人間関係は「浅く長く」が大切
職場の人たちとあまり距離を縮めてしまうと、プライベートのことを詮索されてしまったり、濃い人間関係を保つことに疲れてしまったりすることも多いようです。仲良くしながらも距離を保ちつつ、お互いが無理をしない範囲で、浅く長くお付き合いしたいものですね。
山内 良子