失敗しない資産運用考え方その1:目的を明白にする

「資産運用」とひとくちに言っても、目的はさまざまです。

ところが、この目的が定まらないまま何となく始めている人も少なからずいらっしゃるのは残念なことです。

目的が不明確なまま始めてしまうと、ゴールを決めてないため、急に辞めてしまうことも少なくありません。

そのため、再び資産運用を始める際「どうせうまくいかない」というネガティブな感情が湧き出て、なかなか始めることができないようです。

資産運用は山登りと同じです。

山に登るときには、高い山か低い山か、山の気候や形状によって所要時間や持ち物、そして必要な体力がそれぞれ変わってくるはずです。

資産運用も同じです。目標額と目的を達成するためには、どういう手段を取ったらいいのかをまずは検討しましょう。

失敗しない資産運用の考え方その2:目的ごとに金融商品を分ける

資産運用の目的は何も1つに絞る必要はありません。

目標が複数ある場合は、それぞれがいつまでにいくら必要なのかを確認しましょう。

それぞれの目標についてとるべき選択肢が見えてきます。

そして、お金を必要となる時期に合わせて短期、中期、長期と分けてみます。

短期のお金

日々の生活に使うお金がこれに該当します。すぐに使える状態にしておく必要があります。このお金は運用に回すことは出来ませんので預貯金に入れておくのが良いでしょう。

例:普通預金

中期のお金

住宅購入資金や教育資金など10年~15年程度先に必要となるお金がここに該当します。目的が明確なのであまりリスクが大きい運用商品を選ぶのはおすすめしません。

例:投資信託、運用系保険商品、つみたてニーサなど

長期のお金 

老後資金はここに分類されます。必要となる時期までまだ時間がある場合には、リスクを取りながらが増やしていくことを検討してみましょう。

例:投資信託、株式投資、運用系保険商品、つみたてニーサなど