巣ごもり需要でリラクシングウェアや寝具の売れ行きが良く、秋冬物も好調に推移。郊外型立地の店舗比率が高いことも “新しい生活様式”の下で有利に働きました。
利益の拡大には、2018年から取引先との連携で構築した短期生産体制(発注から最短40日で商品を納品)も寄与しています。売れ筋を見極め、短いタイムラグで店頭展開することでトレンドに敏感な若い客層を取り戻し、在庫の適正化、値下げ削減を実現できました。
また、広告活動をチラシやテレビCMからSNSを利用したデジタル広告中心に切り替え、43億円もの販管費を削減したことも利益確保に寄与しました。
こうした目覚ましい業績改善に対して、株価はどう動いたのでしょうか。
販売の好調とともに株価も右肩上がり
株価は業績が低迷していた時期に下がり基調となり、2018年2月末時点の12900円台から2019年12月には8000円近くまで下落。昨年4月には6000円を下回りましたが、コロナショックで底を打った後はV字回復。今年3月下旬では1万1000円台~1万2000円台を推移しています。