スコアリング項目は明示されていないのではっきりとはわかりませんが、調査結果によると以下の項目を考慮すると回答した金融機関が多いという結果が出ています。
融資を行う際に考慮する項目(複数回答)
- 完済時年齢:99.0%
- 健康状態:98.5%
- 担保評価:98.2%
- 借入時年齢:96.8%
- 年収:95.7%
- 勤続年数:95.6%
- 連帯保証:94.2%
- 金融機関の営業エリア:90.6%
- 返済負担率:89.2%
- 融資可能額(融資率)①購入の場合:77.1%
- 雇用形態:76.6%
- 融資可能額(融資率)②借換の場合:69.8%
- 国籍:67.8%
- カードローン等の他の債務の状況や返済履歴:61.8%
- 申込人との取引状況:42.6%
- 業種:27.1%
- 家族構成:20.1%
- 雇用先の規模:17.9%
- 所有資産:17.1%
- 性別:14.0%
- その他:4.3%
ここに上がっている項目は審査の際に考慮されていると言えます。
意外と見落としやすい、住宅ローンを申し込む前に注意したい項目はどこか
上記の審査項目の中で、「健康状態」が2番目に挙がっていることに疑問を感じた人もいるかも知れません。
これは、住宅ローンを組むときは必ずと言っていいほど「団体信用生命保険(団信)」に加入する必要があるためです。
団信とは、債務者(住宅ローンを借りた人)に万が一のことが合った場合に、住宅ローンをかわりに完済してくれる生命保険です。団信に加入するためには健康告知が必要になるため、健康状態に不安がある人は住宅ローンに通らない可能性があります。
また、年収や勤続年数も重視される傾向があります。
特に転職を重ねていて現在の職場の勤続年数が短い人は、今の職場をまた辞めてしまうのではないかと懸念されてしまう可能性があります。
年収は源泉徴収票や過去3年間の所得証明書を提出しなければなりませんので、ごまかしがききません。申込時からしっかりとした数字を記載するようにしましょう。