20代の負債額はどのくらい?
「いくら貯蓄があっても、借金があれば意味がないのでは?」なんて思われた方もいらっしゃるでしょう。同調査では「借入金」についてもたずねています。
その結果、20代で「借入金がある」と答えた世帯は単身世帯で16.3%、二人以上世帯で40.0%でした。
そして、「借入金がない」と答えた世帯も含めた、20代世帯の借入金残高は
単身世帯
- 平均・・・30万円
- 中央値・・・0万円
二人以上世帯
- 平均・・・191万円
- 中央値・・・0万円
となっています。
ちなみに、借入金があると答えた世帯のみの「借入金残高」は
単身世帯
- 平均・・・193万円
- 中央値・・・70万円
二人以上世帯
- 平均・・・478万円
- 中央値・・・200万円
となりました。
ちなみに同調査では「借入の目的」についてもたずねているのですが、
単身世帯で「日常の生活資金」が43.8%、「耐久消費財の購入資金」が14.3%、「医療費や災害復旧資金」・「こどもの教育・結婚資金」がそれぞれ3.8%となっています。
また、二人以上世帯では「日常の生活資金」「耐久消費財の購入資金」がそれぞれ30.0%、子どもの教育・結婚資金が20%という回答が挙がっています。(※いずれも複数回答)
20代世帯「ほんとうの貯蓄額」はいくら?
ここからは、20代の「金融資産保有額」から「借入額」を差し引いた、「純貯蓄額」、つまり、ほんとうの貯蓄額をみていきます。
20代の金融資産額から借入額を差し引いた、「純貯蓄額=ほんとうの貯蓄額」の平均は、
単身世帯
113万円-30万円=83万円
二人以上世帯
292万円ー191万円=101万円
となりました。
ちなみに、同調査では、各世代の金融資産目標残高についてもたずねており、20代については以下のような結果が出ています。
単身世帯
- 平均1,427万円
- 中央値500万円
二人以上世帯
- 平均945万円
- 中央値1,000万円
実際の貯蓄額とはかなり乖離があるものの、単身世帯・二人以上世帯ともに、高い貯蓄目標を設定している人の多さがうかがえます。
ぜひ、目標金額を目指し、若いうちからコツコツとお金を貯めて、育てていきたいものですね。