みなさんはご自身やパートナーが将来受け取る年金額がどのくらいか把握していますか？

ねんきんネットやねんきん定期便などで確認されていらっしゃる方も多いかと思います。

長期化するコロナ禍。先行きの見通しが立ちにくい時代にはたらく現役世代には「今の家計をどうやりくりするかで精一杯、老後のことまで考えている余裕がない･･･」という世帯も多いかと思います。

そこで、今回は『イマドキねんきん受給額「厚生年金・国民年金」平均、男女差』と題して、厚生年金と国民年金の最新の支給額について眺めていきます。

年金制度のキホン

さいしょに「2階建て制度」などと呼ばれる、日本の年金制度の基本をおさらいしましょう。

年金制度は「2階建て」

１階部分「国民年金」･･･日本に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務

２階部分「厚生年金」･･･公務員や会社員などが「国民年金」に上乗せして加入

 

老後に受給できるのは

国民年金だけ加入していた人（自営業、フリーランス、専業主婦（夫））

「老齢基礎年金」（１階部分のみ）

厚生年金に加入していた人（サラリーマン・公務員）

「老齢基礎年金」＋「老齢厚生年金」（1階＆2階部分）

となります。

厚生年金は年金保険料を勤務先と折半して多く納めるぶん、老後の受給額は国民年金より高くなります。