「60代・おひとり様」の老後のお金事情
ここからは、「60代・おひとり様」の老後資金と、日常生活に必要となるお金のお話をしていきます。
「60代・おひとり様」のほんとうの貯蓄額
まずは、先述の「貯蓄額」と「負債額」を踏まえて、本当の貯蓄額といえる「純貯蓄額」を算出していきます。
先ほどの「60代・おひとり様」の貯蓄額(預貯金以外の金融資産と預貯金の額の合計)から負債の額を差し引くと、
1305万円ー70万円=1235万円
となります。平均値から算出した数字のため、あくまでも目安として捉えておきましょう。
「ひと月あたりの最低生活費」おひとり様と夫婦世帯でほぼ同じ!?
なお、同調査では、高齢世帯のひと月あたりの最低生活費についても触れています。
単身世帯
- 世帯主の年齢が60歳以上・・・26万円
- (70代以上についてのデータは記載なし)
二人以上世帯
- 世帯主の年齢が60代・・・28万円
- 世帯主の年齢が70代以上・・・31万円
この金額から見ると、単身世帯と二人以上世帯の差はほとんどありません。「おひとり様だから、生活費も夫婦世帯の半分で済む」とはいかないのが現状のようです。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)