実は「3倍返し」の理由は諸説あり、そのどれもがエビデンスが不確かなものばかり。いわく、バブル時代の名残であるとか、先にわたすのか後にわたすのかの差であるとか。中には男女の違い、という説まで…。これはちょっと前時代的ですよね。
実際のホワイトデーのお返しはいくらぐらい?
3倍返しに確固たる理由がない、とわかってもホッと胸をなでおろすわけにはいきません。では、いったいどれくらいのお返しをするのが妥当なのか…? 今度はそこで頭を悩ませる男性も多いはず。
果たして世の男性陣は、いったいどれくらいのお返しをしているのか…気になる人も多いでしょう。
キャンディメーカーの「チュッパチャプス」が2020年1月に行ったアンケートによると、ホワイトデーにかける金額の平均は、本命のパートナーには3,830円。友達には1,248円、仕事仲間には1,150円、家族には1,553円という結果に。
バレンタインデーに女性陣がかける金額の多数派が3,000円以内であることを考えると、世の男性はおよそ「3倍返し」なんてしていない、ということがよくわかりますね。
実は女性はお返しを期待していない?
ここでもうひとつ、面白いデータをご紹介しましょう。
女性向けのメディア「Spicomi」を運営するUOCCが働く女性300人を対象に2月に実施したアンケートによると、「職場の男性からのお返しは期待しますか?」という問いに対して、半数にのぼる52.4%の女性が「期待しない」と回答しているそうなんです。