夫がネットを検索して見つけたA店の料金は、ズボン1本の裾上げにかかる金額は約3,000円。2本で6,000円ほどかかり、少々割高に感じる気持ちも分からなくはありません。A店よりも安い店も調べてみましたが、仕事帰りに行けるA店がアクセスしやすく依頼するならココ!と決めたようです。しかし、やはり金額が気になる様子…。
服のリフォームに限らず、世の中のどんなサービスにも共通することですが、お店のサービスを利用すればお金がかかります。プロとしてサービスを提供しているということは、報酬に見合った作業量やスキルが保証されるということ。それは自身も技術職である夫が一番良く分かっているはずです。
「プロに頼むんだから、お金がかかるのは仕方ないよ」と念押ししても、なかなか煮え切らない態度。最後には「自分でやってみるからいいや」と、縫い方を図解したウェブサイトや動画を見つつ、自分でやろうとしはじめました。
その姿がまるで私に対する当てつけのように見え、少しムッとしながら放置していたのですが…。
夫の手つきを見てハラハラ
チャレンジ精神は存分に褒めたたえたいのですが、夫の手つきがあまりに不馴れで、見ているこちらがハラハラしてしまうほど。針を進めるたびに「玉結びってこうでいいの?」「返し縫いってどうやるの?」と基本的なことを聞かれ続け、我慢がならず助太刀したくなってしまい、結局裁縫を引き受けることに。
もちろん、プロのようにはいかないこと、ミシンのような均一な縫い目や仕上がりを諦めてもらうことは了承済みです。