JR九州上場のご祝儀相場か、それとも本格上昇の始まりか

【東京株式市場】2016年10月25日

株式市場の振り返り-日経平均株価は約半年ぶりの高値、新興市場は冴えない展開続く

2016年10月25日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 17,365円(+130円、+0.8%) 続伸
  • TOPIX 1,377.3(+9.7、+0.7%) 続伸
  • 東証マザーズ総合指数 936.4(▲13.2、▲1.4%) 4日続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,243、値下がり銘柄数:585、変わらず:157
  • 値上がり業種数:26、値下がり業種数:7

東証1部の出来高は17億6,222万株、売買代金は2兆1,160億円(概算)となり、いずれも前日より大幅増加となりました。しかし、上場初日となったJR九州(9142)の売買分2,736億円を除くと、まだ低水準と言えましょう。

一方で、決算発表や業績修正発表の銘柄に関しては、株価が大きく動いています。決算発表が本格化する今週後半以降の相場の動きに期待は持てるようになったと考えられます。なお、日経平均株価は続伸となり、約半年ぶりの高値を付けました。次のターゲットは17,500円となりますが、26日(水)に達成できるかどうか注目です。

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東証マザーズの出来高は4,281万株、売買代金は697億円でした。いずれも前日より大幅に減少し、厳しい薄商いとなっています。また、総合指数も大幅下落となり、これで4日続落となるなど、新興市場における買いのテーマ不足は深刻です。何か資金流入のきっかけになるような材料が欲しいところですが、当面は難しいかもしれません。

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三井不動産が怒涛の9連騰、好決算の日本電産は年初来高値を更新

個別銘柄では、株価上昇が続いた不動産株に利食い売りが出る中、三井不動産(8801)は値を上げ、これで9連騰となりました。また、前日に好決算を発表した日本電産(6594)が急騰して年初来高値を更新し、日立建機(6305)も3日連続で年初来高値を更新するなど健闘しています。その他では、連日で急落した任天堂(7974)が大幅反発し、富士重工(7270)など自動車株も堅調でした。

一方、前日に無配転落を含む大幅な業績下方修正を発表したIHI(7013)が急落し、アドバンテスト(6857)も値を下げました。なお、上場初日のJR九州(9142)は、公募価格を大きく上回る初値を付けましたが、その後は冴えない動きに終始し、今後に不安を残した形です。

新興市場では、上場3日目のユーザベース(3966)が急落となり、串カツ田中(3547)も反落となりました。安くて美味しい熱々の串カツ人気も正念場を迎えているかもしれません。また、3日連続のストップ高となっていたメディア工房(3815)は大幅反落となり、ブランジスタ(6176)やGunosy(6047)も急落しました。

数少ない上昇銘柄の中では、Jストリーム(4308)のストップ高が目立っています。なお、時価総額の大きい銘柄では、そーせいグループ(4565)、CYBERDYNE(7779)はいずれも下落しました。

 

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。