日経平均3万円を維持した1週間。過去最高値38,915円まで広がる視界

【日経平均株価】テクニカル分析 2021年2月21日

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国内でも、新型コロナウイルスの感染者数の増加がやや落ち着いてきています。ワクチン接種も始まっています。緊急事態宣言の解除要請を検討する自治体も出始めるなど、アフターコロナを見据えた仕込みの時期と言えます。

これまで苦戦していた業界や、出遅れセクターなどを中心にした銘柄がチャンスになるでしょう。業績の上方修正などを行う企業もありそうです。

5日線を割り込むが、一時的か。中長期的には上目線で

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週まで5日移動平均線に沿って堅調に上昇していました。

前週末12日のザラ場高値が29,650円と、3万円にあとわずかのところまで迫っていたことから、大台回復への期待が高まっていました。実際には、先週初15日の前場でいきなり3万円を突破、さらに陽線となって終値も30,084円となり、終値ベースでも3万円を超えました。

翌16日も陽線となって、一時、30,714円まで上昇。ただ、その後は伸びず、短い陰線が続いて、5日線も割り込んでしまいました。しかし、終値ベースでの3万円は維持しました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。現在は昨年10月末からの強い上昇トレンドが継続している状態です。短期間で一気に3万円に達しました。こういったことからも利益確定売りが出やすいところではありますが、目線を上に持って「買い」で臨むのがいいでしょう。

上値メドは当然、日経平均の過去最高値である1989年12月29日の38,957円(ザラ場ベース)です。注目すべきは、ここまで目立った節がなく、かなり視界が広がっていることです。

逆にここから調整があるとすれば25日線の29,000円あたり、また1月14日の高値(28,979円)も意識されるでしょう。

ただし、このあたりは過去にもみ合って売買も積み上がっているところでもあるので、下抜けするにもパワーが必要です。むしろ、このあたりまで下がってきたら押し目買いのチャンスと考えていいでしょう。

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下原 一晃

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執筆者
下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。