その他では、この日も商社株が物色され、三井物産(8031)と伊藤忠商事(8001)が上昇しましたが、3日ぶりに昨年来高値を更新することもなく、上昇は限定的に止まりました。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • ファーストリテイリング(9983)
  • ファナック(6954)
  • 中外製薬(4519)

直近の株価指数上昇を大きく牽引してきたファーストリテイリングは、取引時間中に上場来高値を更新しましたが、その直後から売りに押されて終値は10日ぶりに下落しています。

また、前日に発表された工作機械受注額において、中国向けが大幅減少に陥ったことを懸念されてオークマ(6103)やTHK(6481)など工作機械関連株が大幅安となり、ファナックも▲4%超安の大幅下落となりました。

ハイテク株では株価上昇が続いてきたシャープ(6753)が利益確定売りに押されて一時▲8%安へ急落しています。さらに、自動車株も総じて冴えない値動きが続き、トヨタ自動車(7203)は小幅安ながら4日続落で引けています。

その他では、こちらも株価上昇が続いていたネット証券株が大幅安となり、17日(水)まで12連騰を続けたマネックスグループ(8698)が一時▲13%安に迫る連日の暴落となり、GMOフィナンシャルホールディングス(7177)も一時▲10%超安の暴落、SBIホールディングス(8473)も3日続落となったことが目を引きました。

葛西 裕一