老後対策の節約術その3:住宅ローンを見直して金利を節約する

毎月の出費の中で「これさえなければ・・・」と誰もが思っているのが、住宅ローン等の住居費用ではないでしょうか。

しかしこの住宅ローン、見直しをすることで毎月の支出を抑えることができるかもしれません。

近年、ネット銀行等の登場とゼロ金利政策の継続により、住宅ローンの金利はとても低い水準になっています。

もし自分の住宅ローンの金利が、現在の借り換え金利よりも1%以上高いという人は、一度借り換えシミュレーションをしてみると良いでしょう。

借り換えのシミュレーションをする場合は、複数の金融機関に現在の住宅ローンの返済予定表を持参します。

融資担当者に住宅ローンの借り換えを検討していることを説明し、返済予定表を見てもらいましょう。

金融機関が提示する融資金利は稟議を通して決裁しますから、その場で金利を提示してもらうことはできません。

後日連絡がありますので、複数の金融機関に提示してもらった金利と比較してみるのがいいでしょう。

もちろんこの際、一番有利なのは、現在融資を受けている金融期間で金利を引き下げてもらえることです。

住宅ローンを他行で借り換えた場合、どうしても費用面の負担が大きくなります。現在融資を受けている金融機関にも忘れずに金利引き下げ交渉を行いましょう。

一方で、下記の場合は借り換えのメリットが少ないかもしれません。あくまでも目安になりますが、参考にしてください。

  • 借り換え前と借り換え後の金利差が0.5%程度しかない場合
  • 融資残高が1000万円以下の場合
  • ローンの残存期間が10年未満の場合

持病がある場合も注意が必要です。住宅ローンの団信(団体信用生命保険)に加入できないと住宅ローンの借り換えは難しくなります。

また、住宅ローンの借り換えの際は事務手数料がかかる場合がほとんどです。融資担当者と諸費用や毎月の返済額について十分確認して決めるのがよいでしょう。