重要なことは「複利で長期運用をすること」です。
複利とは、単利の反対語で毎年運用などをして生じた利益、利息を元本に組み入れて運用することです。
元本に利息が組み入れられ、さらに利息がつき、またそれが元本に組み入れられる・・・これを無限に繰り返すことで元本が雪だるま式に増えていくわけです。
長期にわたって複利運用を行えば、リターンが大きくなり、リスクも軽減されることが過去の実績から分かっています。
世界的に著名な投資家が複利の偉大さについて言及しています。誰でも簡単に使える方法ですので、活用することを検討していただきたいと思います。
まとめにかえて
ここまで、年金はいくら支給されるか、将来は年金が減ってしまう可能性があるかについて、お話ししました。
年金の対策はできるだけ早めに取り組まれることをおすすめします。
現場経験の豊富な金融アドバイザーに相談してみたり、マネーセミナーに参加してみたりするなど、まずは資産運用の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和2年12月)」
- 日本年金機構「令和2年4月分からの年金額等について」
- 年金積立金管理運用独立行政法人「2020年度第3四半期運用状況(速報)」
- 総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-1.高齢者の人口」
- 財務省「2025年、高齢者1人を現役世代何人で支える?」
- 谷口裕梨「厚生年金を付き30万円以上もらえるのは何割か」(LIMO)
- マネイロ「資産運用はじめてガイド」
佐藤 雄基