これからご紹介するマッサージは、頬骨(ほおぼね)や眼窩(がんか)をはじめとする「顔の骨格」にアプローチします。その結果、目の周囲の筋膜や筋肉群に働きかけ、血流もうながされて、自律神経も整います。

そうして、眼球の緊張は改善され、もとの球体に近い形に戻りやすくなります。すると固定されがちだったピントの問題も解消し、視力もおのずとアップするわけです。

また個人差はありますが、「緑内障」の原因のひとつである「眼圧上昇」を予防する効果も期待できます。

それでは、次の3ステップで「頬骨ほぐしマッサージ」を試してみてください。

【ステップ①】
手のひらの「母指球」(親指の付け根のふくらんだ所)を、頬骨に当てる

【ステップ②】
頬骨を真後ろ側へとじっくり押す。痛気持ちいい程度で1分ほど続ける。

【ステップ③】
次は、力を加える方向を「斜め上30度」くらいに変えて、【ステップ②】同様に1分ほど頬骨を押し続ける。

【ステップ③】では「斜め上30度」方向に力を加える

※両ひじを机やデスクにつけて行うと、弱い力でもラクに行えます。(撮影:片桐圭)