近視大国・日本で生まれた「視力回復」マッサージ

じつは、40代以上の”近視人口”で比べると、日本は中国の2倍、オーストラリアの3倍もの多さと言われています。いわば、日本は近視大国というわけです。

近視が多いということは、目のトラブルもそれだけ他国より多いということですが、みなさん案外、「近視になるのは仕方ない」というあきらめモードになっていませんか?

もちろん、そんなことはありません。私は目の不調を抱える人に、「手のひらを使ったマッサージ」を教えてきました。きちんとセルフケアをすることによって、近視が改善できることはあるのです。

少しだけ「近視」のメカニズムについて、詳しくお話します。

たとえば、近いところを見る作業が続いた場合、目のピントは同じところに固定されます。すると、眼球内部の「毛様体(もうようたい)」という筋肉や、眼球付近の筋肉は緊張します。その緊張がさらに続くと、眼球が圧迫されてしまうのです。

このとき、眼球の上下左右はがつぶれ、ラグビーボールのような楕円形(だえんけい)に変形しています。ですから、急性の近視を防ぐには、毛様体や目の周りの筋肉の緊張をとればよいのです。

筆者の清水ろっかん氏の著書(画像をクリックするとAmazonのページにジャンプします)