昨年コロナ禍で就職活動に励んだ人たちが、4月からいよいよ新社会人となります。

オンライン面接で雰囲気を掴むのに苦労した人

OB・OG訪問やインターンができずに志望企業を絞れなかった人

採用が減少し苦戦した人・・・いろんな状況の人がいると思います。

コロナ禍で就職活動を戦い抜いた経験は必ずや、社会人になって強力な武器となることでしょう。

さて、新社会人になると同時に身につけたいのが貯蓄習慣です。

自立すると自分の収入だけで生活をやりくりしていかなければなりません。

また今回のコロナ禍のような事態になったときに、頼りになるのが貯蓄です。

20代のうちにしっかりとした貯蓄習慣を身につけることができれば、長い人生お金の不安はずっと軽くなるでしょう。

私は大学卒業後、信用金庫での勤務経験があり、FPの資格を持つファイナンシャルアドバイザーとして、多くの方のファイナンシャルプラニングに関わってきました。

そこで今回は、お金が貯まる人の3つの特徴を見ながら、貯蓄習慣を身につけるポイントを見ていきたいと思います。

お金が貯まる人の特徴その1:強制的に貯める工夫をしている

皆さんの中には給料やバイト代をもらうと、毎月使い切ってしまう人もいるでしょう。

特に普通預金に残高があると「まだ使える」と思い、ついつい引き出して無駄遣いをしてしまう人も意外に多いかもしれません。

しかし、これではなかなか貯蓄習慣は身につきません。

お金が貯まる人は、毎月強制的に貯める工夫をしている人が大半です。

例えば、財形貯蓄は給与から強制的に天引きされるため、自然とお金が積み立てられていきます。

また、自動引落で積み立てができる投資信託や保険商品など、資産運用をしながら積み立てている人も最近増えてきました。

以前信用金庫に勤務していた時も、定期積金で毎月積み立てている人がいました。

しかし、定期積金は一般的に60ヶ月(5年間)までしか積み立てて貯めることができません。5年に1回でも金融機関で手続きをするのは不便ですね。また、その際に一部引き出して使ってしまう危険もあります。

貯蓄は長い時間をかけてじっくり貯めていきたいですね。できれば満期が特に設定されていない財形貯蓄や投資信託で強制的に積み立てることをおすすめします。

お金が貯まる人の特徴その2:目的別に貯蓄を分散している

次にお金が貯まりやすい人は、お金を目的別に貯蓄を分散して管理している人が多いと思います。

例えば、万が一の時の生活費として取っておくお金は引き出しやすい普通預金へ。

15年後の子どもの大学費用は学資保険。

将来の老後資金として増やしたいお金は貯蓄型保険や投資信託という具合に目的別に分散すると良いでしょう。

お金の行き先別に使いやすい金融商品を活用すると、管理しやすく、さらに資産運用の力も活用できそうですね。

金融商品にはそれぞれの特徴があり、貯蓄の目的別に選ぶことができます。

例えば普通預金は「いざという時に出しやすい」という点から日々の生活費の管理に使うといいですね。

投資信託は、長期運用で大きく資産を増やすことが可能なため、老後など長期の資金形成に活用するとよいでしょう。

逆に言うと、普通預金は老後資金などの長期運用には不向きで、投資信託は生活費などの短期で引き出す目的には不向きということです。

それぞれの金融資産の特徴を踏まえて、貯蓄を分散させると効率的にお金が貯まることが期待できます。

お金が貯まる人の特徴その3:税制優遇制度を活用している

最近イデコやニーサというワードを耳にする機会が増えましたね。

これはいずれも資産運用をするための税制優遇制度です。

イデコ(個人型確定拠出年金)は、毎月の掛金が年末調整で全額所得控除の対象になります。

掛金の上限は職業や勤務先の退職金制度や年金制度によって異なりますが、節税メリットが大きいため積極的に利用したいところです。

ただし、積み立てた金額は原則60歳まで引き出すことができませんので、急にまとまったお金が必要になっても引き出して使うことができませんので注意が必要です。

また、つみたてニーサ(少額投資非課税制度)も上手に使いたい非課税制度です。

つみたてニーサは毎年40万円を上限に金融庁が選定した投資信託を購入すると、最長20年間運用益が非課税で運用できる制度です。

将来の資産形成ができて税金が優遇されるというのはお得ですね。

自分の貯蓄習慣にこれらの税制優遇制度を活用したい人は、それぞれの制度についてしっかり理解してから取り入れることをおすすめします。

おわりにかえて

今回はお金が貯まりやすい人の特徴を見ながら貯蓄習慣を身につけるポイントをみてきました。

何事も始めるまでにはエネルギーが必要ですが、一度スタートして習慣化させると、無理なくお金が貯められる人になれるでしょう。

その時は、できる限り手がかからず、ほったらかしで積み立てられるように、スタートする前にしっかりと金融商品選びに時間をかけるようにしましょう。

1人で商品を選べないという人は、資産運用の専門家に相談することが有効です。

最近ではIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)という金融の専門家が話題です。IFAは金融機関から独立した立場で資産運用商品を提案してくれます。

金融機関のノルマや特定の商品目標にとらわれずに最適な商品を厳選してくれることが期待できますので、IFAに相談できるサービスを探してみてはいかがでしょうか。

また、最近では無料のマネーセミナーがオンラインで気軽に受講できるようになりました。これらを上手に活用し、貯蓄習慣を身につけられるといいですね。

参考資料