老後に必要なお金対策とは
「お金をコツコツ貯蓄していかなければならない」ということが分かっていても、なかなか貯められないのが世の常です。
うっかり積み立てることを忘れてしまったり、せっかく積み立てても途中で引き出して使ってしまったり・・・毎月コツコツは、口で言うのは簡単ですが、実際はとても難しいことなのです。
はたらく世代の私たちは、強制的に積み立てられる方法を取って積み立てていくようにしましょう。
例えば最近話題のイデコは、毎月積み立てた掛金が全額所得控除を受けられることがメリットですが、積み立てた資金を原則60歳まで引き出すことができません。
これは一見デメリットに見えますが、強制的に積み立てたい人にはメリットになるでしょう。
途中で引き出すことができないので、積み立て額を無理のない範囲で設定しておくか、緊急用の資金は別に銀行預金で積み立てておくことをおすすめします。
貯蓄型の保険も有効です。
毎月保険料として、口座から自動的に引落としされますから、保険料を払いながら安心して貯めていくことが可能です。
保険は種類によって、途中で引き出すと解約控除という手数料が差し引かれる場合があります。
また特に終身保険などが該当しますが、そもそも契約の初期段階で解約すると、元本割れをする仕組みとなっているものが多いです。
これも一見デメリットに見えそうですが、契約を続ける動機にもなります。
円建ての終身保険はリスクが比較的低い商品なので、ちょっとした入り用で解約するくらいなら、長く預けてリターンを得た方がよい場合もあります。
保険には万が一の時の保障が付いていますし、貯蓄機能と保障機能の両方を得ることができますから、いざというときの安心感があっておすすめです。