古希を迎える70代、貯金ゼロの割合はいくらか
前ページと同資料により、70代以上が保有する貯金額の分布も見ていきます。いくらの資産をどれだけの人が保有しているのでしょうか。
下記の表をご覧ください。
- 金融資産を保有していない:31.1%
- 100万円未満:3.4%
- 100~200万円未満:2.8%
- 200~300万円未満:3.5%
- 300~400万円未満:3.7%
- 400~500万円未満:1.9%
- 500~700万円未満:6.2%
- 700~1000万円未満:6.4%
- 1000~1500万円未満:8.2%
- 1500~2000万円未満:6.0%
- 2000~3000万円未満:8.4%
- 3000万円以上:11.1%
- 無回答:7.2%
中央値が460万円となっていますので、500万円以下の割合を合計してみます。実に46.4%の人が500万円未満のゾーンに入ります。
さらに、6割までが1000万円までに入り、残りの4割は1000万円以上となります。ただ無回答の人が7%いますので、この割合が前後する可能性はあります。その分は割り引いて考えてください。
驚くべきは「貯金ゼロ」世帯の割合が31.1%となっていることです。70歳代以上の世帯の約3分の1が貯蓄を保有していないと回答しています。
これは、貯金ゼロのまま老後生活を送っている世帯が、3割以上も存在していることを示しています。
70歳代以上の世帯では、かなりの貯金格差が生じていると言えそうです。