そんな中、20代はサブスクサービスをどのように捉えているのでしょうか。同調査によると、利用意向について前向きなのは全体の42.1%となっており、これは前回の2020年版調査に比べて4.1ポイント高い数字です。

一方で、実際にサブスクサービスにお金をかけている人の割合は34.8%にとどまっており、ひと月あたりにかけている金額の全体平均も738円と、実際に使っている人はまだ少数派のようです。

しかしながら、サブスクサービスの「モノを持たない消費」というのは20代の消費傾向と合っていることから、今後はさらに若い世代にもサブスクサービスは広がっていく可能性がありそうです。

おわりに

20代と言えば、お金を自由に使えるという喜びから多少向こう見ずな消費をしがちな年代というイメージがありましたが、昨今の20代はそのようなことはなく、自分の身の丈に合った消費活動をする人が多いようです。筆者は多少痛い目を見ながらお金の使い方のイロハを学びましたが、最近の20代は既にそういった知識がしっかりインプットされているのかもしれませんね。

参考資料

川上 俊介