憧れ?はたまた幻滅?「年金生活のリアル」に迫る

Aleksei Morozov/iStock

老後の生活について考えたとき、どのような夢や希望を思い浮かべますか。

「やりたかったことにチャレンジしたい」

「世界中を気ままに旅してみたい」

「田舎でのんびり暮らしたい」

現役時代には叶えられなかった「やりたかったこと」がたくさん出てくることでしょう。

加齢とともに健康への不安は増しますが、趣味に没頭できる老後の生活は憧れでもありますね。

安心して老後の生活を送るためには、当然お金も必要ですから、事前に準備をしていく必要があります

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私は外資系金融機関での勤務経験があり、ファイナンシャルアドバイザーとして、多くのお客さまと関わってきました。

今回は最新の厚生年金と国民年金の支給額を確認しながら、憧れの年金生活が送れるかどうかについて見ていきます。

厚生年金の受給額はいくらか

老後に受け取れる年金の種類は2パターンあります。ご存知の国民年金と厚生年金です。

  • 国民年金・・・日本に住んでいる20歳以上60歳未満のずべての人が加入対象。厚生年金に加入している人以外は全て第1号被保険者か第3号被保険者となる。
  • 厚生年金・・・厚生年金保険の適用を受けている事業所で働いている人(会社員、公務員)が加入する。厚生年金に加入すれば、自動的に国民年金にも加入することになる。第2号被保険者。

それでは、第2号被保険者の厚生年金受給額がいくらか確認してみましょう。

厚生労働省年金発表の「令和元年度厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和2年12月)」よると、厚生年金の月額階級別受給権者数は以下のとおりです。

【男性】

  • ~5万円未満:15万977人
  • 5万円~10万円未満:97万6724人
  • 10万円~15万円未満:261万3866人
  • 15万円~20万円未満:436万9884人
  • 20万円~25万円未満:224万9128人
  • 25万円~30万円未満:28万8776人
  • 30万円以上:1万7626人

【女性】

  • ~5万円未満:31万5100人
  • 5万円~10万円未満:234万1321人
  • 10万円~15万円未満:218万2510人
  • 15万円~20万円未満:41万2963人
  • 20万円~25万円未満:6万3539人
  • 25万円~30万円未満:4166人
  • 30万円以上:379人

厚生年金の平均年金月額は全体で14万4268円、うち男性が16万4770円、女性が10万3159円です。

定年退職前の50代の月収を考えると、おそらく多くの方の収入が減少することが予想されます。

厚生年金だけで生活しようとすると、相当大きく生活水準を下げる必要があるかもしれません。

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執筆者
遠藤 勝弘

専門学校卒業後、不動産仲介営業に携わる。6年間の不動産営業の後、ジブラルタ生命保険に転職。ジブラルタでは、個人向けマネーコンサルティングに従事し、営業所長としても人材育成にも尽力。一貫して卓越した成績を残す。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、保険から投資信託まで幅広い金融商品をもとに、個人向け資産運用のサポート業務を行う。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。