「脱・貯金ゼロ」何から始めるべきか

貯金ゼロ世帯は、単身世帯で38%、二人以上世帯では23.6%という結果となりました。

単身世帯では全体の3分の1以上、二人以上世帯では4分の1弱が該当することになります。

前項では中央値も見ましたが、単身世帯、二人以上世帯、金額は異なりますが、ともに1000万円に満たない金額です。

冒頭でもお伝えしましたとおり、貯蓄が準備できていないと、万が一の場合に対処することができません。ぜひとも、少しずつでも貯金をしていくことをおススメします。

自分の収支について把握することから始め、無駄があれば支出を削りましょう。当たり前のことですが、とても大切なことです。まずこの習慣を身につけてください。

余分のお金が生じ、ある程度の生活費を預貯金に預けた後は、ぜひ資産運用を検討してみて下さい。

最近では、国の後押しもあり、国民が投資に取り組みやすいよう、投資に関する税制の優遇制度を設けています。つみたてニーサやイデコがそれに該当します。

運用は、ある程度まとまったお金がないとできないと考える人もいるかもしれませんが、最近では100円から毎月積み立てが利用できたり、ポイントで投資ができたりする商品もあります。

もちろん初心者が取り組みやすいように設けられたサービスですので、仕組みを理解した上で活用したいものです。

長期・分散投資は非常に効果的な資産形成の手段です。商品選びを正しく行い、長期・分散投資を実践すれば、リスクやリターンも安定してきます。

元本保証がないのを心配に思う人も多いでしょうから、運用で失敗しないためにも、金融の専門家やIFAにしっかりと相談してから、取り組まれることをオススメします。