30代と40代では、全体で見たときと同じく「楽天ペイ」の利用率が高くなっており、大手ECサイト「楽天市場」やポイントカード機能が付帯した「楽天カード」との連携でポイントが貯まりやすい点に、魅力を感じた方が多いのかもしれません。
ちなみに「楽天ペイ」は、どの年代でも利用率が3番目以内に位置しており、「楽天経済圏」という言葉もあるように、すべての年代を通して支持されていることがわかります。
50代と60代では、「PayPay」の利用率が最も多い結果となりました。「PayPay」といえば、キャンペーンを周知するテレビCMが非常に印象的ですよね。これまでスマホ決済に馴染みがなかった方でも、テレビCMを通してスマホ決済を知ったという方もいたのではないでしょうか。
また、セキュリティ面で不安を感じがちなスマホ決済ですが、運営元がソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の合弁会社という点も、安心感につながっているのかもしれません。
まとめ
この記事では、コロナ禍でのスマホ決済サービスの利用実態について紹介してきました。感染症の予防策というマイナスな理由からではなく、多くの人がスマホ決済そのもののお得さや利便性といったプラスの要素からスマホ決済を選んでおり、今後のスマホ決済の普及に伸びしろを感じる結果となりました。
年代によって利用しているスマホ決済サービスには違いがあるので、ご家族や友人などと自分が使っているスマホ決済サービスについて話し合ってみると面白いかもしれませんね。
参考資料
「スマホ決済サービスの満足度調査」(株式会社oricon ME)
タナカ チアキ