最も多かった回答は「ポイントがたくさん貯まるから(32.2%)」となっており、「支払いの際に現金を出すのが面倒だから(29.9%)」「普段利用しているサービスとポイントが連動しているから(29.1%)」「支払いのスピードが早くなるから(27.9%)」と続いています。

ポイント還元・キャンペーンなどによるお得さや、決済のスピーディーさが魅力になっていることがわかりますね。新型コロナウイルスの感染予防策として効果が期待されているスマホ決済ですが、始めるきっかけはスマホ決済そのもののお得さや利便性が大きいようです。

よく利用されている「スマホ決済」は?

一口に「スマホ決済」とはいっても、年代によってよく利用されるサービスは異なっています。同調査では、1カ月に1回以上スマホ決済を利用している方に「最もよく利用しているスマホ決済サービス」を聞いたところ、全体では「楽天ペイ」利用率が15.2%とトップになっています。

しかし年代別で見てみると、10代と20代は「LINE Pay」、30代と40代は「楽天ペイ」、50代と60代以上では「PayPay」が最も多いという結果になりました。

10代~20代の若者に「LINE Pay」が人気であるのは、日常的なコミュニケーションツールとして利用する「LINE」と連携することでポイントを貯めやすいということが考えられます。また、次に利用率が高い「メルペイ」も、フリマアプリの「メルカリ」の売上がそのままメルペイ上で支払いに利用できる点が評価されているようです。

LINEとメルカリは、どちらも若者に人気のアプリなので、スマホ決済サービスとの連携のよる利便性がそのまま利用率の向上につながっていると言えるでしょう。