最近、スマホ決済が利用できない店舗やレジはあまり見かけなくなりました。スマホ決済がどんどん普及していく模様から、「スマホ決済を始めようかな」と思った方もいるのではないでしょうか。

特に新型コロナウイルスの流行を機に、感染予防策としてスマホ決済を導入する店舗も増えているようです。そこでこの記事では、コロナ禍でのスマホ決済サービスの利用実態を紹介していきましょう。

コロナ禍は関係ない?「スマホ決済」を使い始めた理由

そもそも政府は、2020年に開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックなどを視野に入れ、数年前よりキャッシュレス化を推進してきました。昨年の「キャッシュレス・ポイント還元事業」をはじめ、現在進行中の「マイナポイント事業(2021年3月終了予定)」など、国全体でキャッシュレス化を推し進める動きが続いています。

このような状況下に新型コロナウイルスの流行が重なったことで、さらにキャッシュレス決済の普及を後押ししたと感じている方も多いことでしょう。

実際に、紙幣や小銭のやり取りを避けるために、以前にもましてキャッシュレス決済を積極的に取り入れている店舗もあるようです。また、現金払いの場合も「おつりトレー」を設置し、店員と顧客が直接やり取りをすることがないよう工夫されています。

一方、昨年に株式会社oricon MEが全国4,402名を対象に実施した「スマホ決済サービス」の満足度調査によると、「スマホ決済サービスを使い始めた理由(複数回答)」を尋ねたところ、「新型コロナウイルス感染の影響で、現金を使わないようにしているから」と回答した方は意外にも全体のわずか1.8%でした。