サッポロビール(株)と(株)ファミリーマートが共同開発したビール「開拓使麦酒仕立て」が発売中止というニュースがありました(その後、発売中止は取り消し)。理由はスペルミス。これを見た時、「逆にレアなのでは?」と筆者は思ってしまいました。こんな商品、早々ありませんよね。実はこのような「エラーアイテム」はコレクターがいるのです!

エラーだからこそのレア感

スペルのミスで販売が中止になった「開拓使麦酒仕立て」。正しくは「LAGER」とすべきところが誤って「LAGAR」と表示されていたのです。しかし中身には問題がないですし、発売を希望する声もあって、2月2日に発売されることになりました(※1)

このビールに関しては、中身よりも空き缶に価値が出る可能性があるなと感じます。通常パッケージのエラーは起こらないので、今回のスペルミスは「珍しい出来事」だったに違いありません。そこに価値が出てくるかもしれない、と筆者は考えています。実はこのようなエラーアイテムはヤフオク!などでも取引されています。そこで今回の記事では、これまで取引されてきた「エラーアイテム」を紹介していきます。

エラーコイン

エラーアイテムの代表格といえば、やはり「エラーコイン」です。例えば現在日本で流通している50円玉には、真ん中に穴が開いていますよね。でもその穴がずれてしまうことがあります。おそらく硬貨をつくる過程でのハプニングだとは思うのですが、それが非常に珍しいことなのです。筆者が知っている中でヤフオク!出品の最高額は280万円です(※2)。かなり形が変形した1円玉でした。

他にも印刷ミスのエラー紙幣もあって、1,000円札が2万円以上で落札された例もあります。

※メルカリではお金は出品禁止ですが(過去に「1万円札問題」がありました)、ヤフオク!は価値のあるアンティークやコレクションとしての貨幣の出品は可能です。

エラーカード

『ビックリマン』や『遊戯王カード』などでもエラー品があります。例えば印刷が間違っていたり、ずれているカードです。ヤフオク!の過去の落札相場を見てみると、『ビックリマン』シールでは、印刷がずれているシールが1万円を超える値段で取引されていました(※3)

『遊戯王』のカードに関しては、高いものになると30万円を超えます(※4)。ただ仮にそんなカードを持っていても、素人だとそれがエラーだと気づかないこともあるのではないか…とちょっと思ってしまいました。

切手やはがき

切手は通常の切手でもコレクターが多いアイテムですが、エラー切手となると値段が違います。過去には、17万円で落札された切手もあります。この切手(※5)の場合、背景は本来は緑色なのですが、白色になっています。これがエラーとなって、かなりの価値が出ました。

ちなみに、過去には年賀はがきで羊の足が5本に印刷されていたこともありました(※6)。残念ながらこのはがきの出品は確認できていません。もし出品されたらいくらになるのかは気になります。

将棋の駒

将棋の駒の裏の文字が間違っているものも出品されていたことがあります(※7)。ヤフオク!の落札価格をみると1,400円なので、驚くような高値ではありません。他のエラー品よりもコレクターが少なかったり、注目度も低いのかもしれません。

腕時計

腕時計の文字盤のブランド刻印のミスもあるようです(※8)。ヤフオク!の落札価格は25万円を超えました。腕時計は、もともとコレクターがいるのも事実です。例えばセイコーの腕時計になると、280万円以上になった物もあります。

儲かるからといってわざと作るのはNG

エラーは故意的な物ではないからこそ数が少なく、希少価値があります。そしてコレクターもつきやすいです。ただしエラーが高く売れるからといって、わざと作ってしまうのはNG。ヤフオク!や警察でもパトロールをしているでしょうから、見つかったら逮捕されることもあります(※9)。エラーは間違ってできてしまうからこそ、価値があるということです。

参考資料

川崎 さちえ