カーローンとカーリースの違いと特徴

続いてカーローンとカーリースをみていきます。この2つはいずれも数年単位で長期間保有するものです。

カーローンはいわゆる割賦販売です。

ローンの支払いが完済するまではメーカー側に所有権が留保されておりますので、まだ所有権はお客様にはありません。

したがって、ローン返済中に事故などで廃車となった場合には債務だけ残ることがあります。

事故などで相手方から補償を受けられれば良いのですが、自損事故ではどこからももらえません。任意保険加入時には車両保険をつけることをおすすめします。

このカーローンは銀行など金融機関以外に各メーカー系列のファイナンス会社も取り扱っていますので、金利条件等の良い先から借りると良いでしょう。

次にカーリースを説明します。このカーリースが今、とても注目されています。

最近ではテレビやYouTubeなどでもカーリースのCMを見る機会が増えてきました。自動車メーカー系列のファイナンス会社も、こぞってマイカーリースをおすすめしてきています。

カーリースのメリットとデメリットを簡単にまとめると以下になります。

カーリースのメリット

  • 頭金が基本的に不要
  • 毎月の支払額が一定
  • 車の管理の手間を省ける
  • 車両に対する支払いを抑えられる
  • 気軽に車を乗り換えられる

カーリースのデメリット

  • カスタマイズがしにくい
  • 契約途中での解約や契約内容の変更は基本的にできない
  • 追加精算が発生することがある

メリット・デメリットのそれぞれの詳細については下記記事をご覧ください。

「リース販売経験者が解説、カーリースのしくみとは」

仕組以外にも実は他に大きなメリットがあります。

スケールメリットが活かせる

リース会社が自動車を購入する場合には割安に購入することが出来るのです。 

個人で自動車を購入しようとすると通常販売店に行き、オプションの加減や価格交渉の後に見積もりをもらいます。

車体本体やオプションごとの値引き幅は担当者によって違うことは良くあります。

販売店の営業担当個人で出来る値引き可能幅には限界はありますが、一方で営業社員の方と親しくなると、思いのほか良い条件を提示してくれることも珍しくありません。

ただ、こうした値引きやオプション追加の交渉もリース契約を活用すれば、もっと良い条件で調達することができる可能性があります。

リース契約の場合、お客様個人に代わりリース会社がメーカーから自動車を購入し、その自動車を賃貸借契約で個人がリース会社から借りるというものです。ポイントは購入者がリース会社であるということです。

案外知らない方も多いのですが、リース会社は毎年法人(企業)向けのリース車やレンタカー向け車両を各自動車メーカーから大量に購入しています。

例えばあるリース会社では約10万台もの新車を1年で購入しています。大量に購入しているのでその分有利な条件で調達することが出来るのです。

それらの自動車の中に個人向けリースの自動車も含めて一緒に購入してもらえるのですからまさにスケールメリットが働くわけです。 

自動車メーカーにとっても、安定して沢山買ってもらえるリース会社は大事な販売先なはずです。

スケールメリットは購入時だけではない

このスケールメリットですが、購入時だけでなく売却時にも活用できます。乗り換え等によりお持ちの自動車を売ることになる場合も購入時と同じことが使えます。

大手のリース会社では中古車オークション会場を運営していたり、海外を含めた 独自のルートを沢山持っていたりします。特に状態の良い中古車を売却しようとした場合にはリース会社だから出来る強気な価格設定がされることもあります。

残価設定を高めに設定していた場合には高く売却できれば、おつりが返ってくることもあります。

このように購入時と売却時、いずれもスケールメリットが活かせるのは注目すべきポイントです。