貯金だけでは老後に安心出来ない3つのワケ

Aleksei Morozov/iStock

「とりあえず貯金しなきゃ」
「貯金しておけば大丈夫」

お金で悩んだり困ったりすると、貯金好きの日本人は「とりあえず貯金して備えよう」と考える方が大半ではないでしょうか。

この意識、実は最近変わりつつあるようです。新型コロナウイルスの影響で、生活スタイル、働き方もそうですが、お金についての考え方も変わってきています。

例えば、資産運用に取り組む人など、お金にも積極的に働いてもらおうと考える人が増え、資産運用時代へ変化しつつあるように感じます。

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現に、国が税制優遇制度として作った制度のひとつに「つみたてニーサ」があります。つみたてニーサの加入率は2019年9月から2020年9月までの1年間で、特に20代、30代の加入率が約1.7~1.8倍に増加しました。

このように若い人を中心に、将来の生活費の心配などから資産運用に取り組む人が多い一方で、まだまだ資産の大半を貯金で考えている人もいらっしゃいます。

そこで今回は、FP(ファイナンシャル・プランニング技能士)の視点から、貯金だけで老後は安心なのかを見ていきたいと思います。

50代、60代の貯金額はいくらか

まずはアラ還ともいうべき、50代、60代がいくら貯金を持っているのか見ていきましょう。未婚率が上昇していることも踏まえ、二人以上の世帯と単身者世帯の両方で確認していきます。

金融広報中央委員の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和元年調査結果」、「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和元年調査結果」によると、金融資産保有世帯の貯金額は、下記の結果となっています。

50代

二人以上世帯

  • 平均値:1574万円
  • 中央値:1000万円

単身者世帯

  • 平均値:1496万円
  • 中央値:420万円

60代

二人以上世帯

  • 平均値:2203万円
  • 中央値:1200万円

単身者世帯

  • 平均値:1930万円
  • 中央値:845万円

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執筆者
三輪 文
  • 三輪 文
  • ファイナンシャルアドバイザー

二級ファイナンシャル・プラニング技能士(FP2級)。はたらく世代の資産運用サポート促進のためのマネーセミナーで登壇多数。二種外務員や保険募集人資格を短期間で取得。生命保険から投資信託までの幅広い金融商品を活用し、総合的な視点からライプラニングや資産運用アドバイスを行う。また、中学生から芸能活動をスタートし、役者やラジオパーソナリティ、モデルなどとして幅広く活動。フリーランスなどの経験と女性の視点も併せて資産運用の初心者にでも分かりやすくお金の話を伝えることに努力している。