「マネーゲーム」といわれる中受。その価値は?

高額な塾代は、多くの人にとって重くのしかかる頭の痛い問題です。とはいえ、まだまだ幼さの残る小学生が無事合格をつかみ取るためには、多くのノウハウやサポートが必要といいます。そういった家庭ではできない部分をお任せするための塾や家庭教師代は多くの費用が掛かるもの。これは中学受験のモデルともいえ、ほとんどの家庭はこの手順を踏み目標とする中学へ進学していくそうです。それでは、精神的にも金銭的にもかなりストイックさが求められる中学受験を経験するメリットはどんなものがあるのでしょうか。

・「東京などは、中高一貫教育が進むにつれ『子供が入りたいと思った学校が高校からの募集がない』というパターンが増えている。高校受験で入りたい学校に挑戦することすらできないのはかわいそうなので、中学受験をさせる」

・「最終的に大学受験のために予備校などに通うことを考えると、中学から目標に向かい学校がサポートしてくれる私立は決してコスパの悪いものではない。年齢が上がるにつれて塾や予備校の費用はあがるもの。そういったものも学費に入っていると考えている」

・「私立の学校に早くから通わせる魅力といえば、はやり人脈づくり。ここに集まる人間は同じように努力してきた仲間だし、意識も高いため生涯続く友人になると聞く。公立のように内申点を気にして行動しなくていい点や、問題のある生徒に先生が時間を費やすことが少ないので、できる子がさらに伸びる環境だと思う」