ケース4. 柔軟性を求めて、正社員からフリーランスに転向

Tさんは、フリーランスのライターとして働く2児のママです。大学卒業後は大手のメーカーで正社員として働き、産休・育休を経て時短勤務で復帰。子育てと両立しながら3年ほど働きましたが、もっと柔軟に働ける仕事に転向したそうです。

「会社員のときは子供の体調不良で頻繁に休まざるを得なかったんですが、他の社員さんにしわ寄せがいくのが心苦しくて。かといって、体調不良になった子供を預ける先もなく、育児と仕事を両立することの限界を感じました。ライターの仕事は在宅でできるし、フリーなので自分の仕事量は自分で調整できます。収入は半分以下に減りましたが、その分自由度は高くなりました。周りにはもったいない!と言われることもありましたが、今は仕事も育児も本当に楽しいんです!」

正社員という肩書よりも、フリーランスの柔軟性を選択したTさん。仕事の満足度は、稼げる額だけでは決まらないことを教えてくれました。

外野の声は関係ない! 正解は自分で決める時代

働き方に限らず、生き方は人の数だけあり、何が正解かはその人自身が決めることです。

「フルタイムだと保育園に預けてばかりで子供がかわいそう…」と言う人がいれば、「正社員を辞めるだなんてもったいない!」と言う人もいて、外野の声はなんとも無責任なもの。

人がどう思うかはさて置き、自分にとっての正解を追求し続けたいですね。

金谷 ひつじ