今年は#STAYHOMEなどの影響もあり、キャンパー人口が加速度的に拡大中。初の冬キャンプに挑むためにアウターを探しているという人も多いのでは? それでもって何ならタウンユースとも兼用できると良いな…と思っているのでは!? ということで、冬キャンプ&タウンユース兼用のアウターを紹介する短期連載がスタートしました。
vol.4は高円寺のセレクトショップ Lampaで見つけた〈ハブアグッドデイ〉×〈ナンガ〉のフーデッドダウンコート。店主・遠山さんにおすすめポイントやコーディネートのコツも聞いてきました!
________________________________________
\教えてくれたショップスタッフ/
ベーシックなだけでなく、どこか捻りの効いたアイテムのセレクトに定評がある高円寺のセレクトショップ「Lampa」のオーナー。キャンプには行かないけど、山とスーパー銭湯は好き。
焚き火対応のフードダウンコート
ー今回の企画で、唯一の焚き火にも対応したモデルです。このコートは〈ナンガ〉の難燃素材“TAKIBI”を使っていますが、ベースの型は〈ハブアグッドデイ〉なんですよね?
〈ハブアグッドデイ〉のフードコートの型に〈ナンガ〉の生地をのせているんだよね。社長同士が仲いいみたいで、この2ブランドのコラボ自体はずっとやってる。
ーあ、そうなんですね。〈ハブアグッドデイ〉のデザイナーさんもキャンプや登山好きとか?
あの人、キャンプするのかな…。別にそういうわけじゃないと思う(笑)。
ー(笑)。実際、冬キャンプ用のアウターとしてはいかがでしょう?
全然いけます。〈ナンガ〉と同じヨーロッパ産の高級ダックダウンを使っていて、760 FP(フィルパワー)ある。俺の中ではフィルパワーは650くらいが中間ライン。それを超えてくると良いダウンだよね。
ーデザインも今回のお題にぴったりというか、まさに兼用って感じがします。
フロントがジップじゃないから“ライト”だよね。ジップを使うと重たさが出るんだけど、これはスナップボタンにして雰囲気を軽くしてる。
ーライトなのに、フードの部分はしっかりとボリュームを出しているのも良いですね。
そこは今回ちょっとアップデートしたと思うんだよね。前のモデルより首元の高さが出てる。フードのところにはドローコードが付くんだけど、最近こういうデザイン多いよね。
ーアウトドアシーンでの防寒対策にも使えるディテールですね。そういえば、他にリリースされている〈ハブアグッドデイ〉と〈ナンガ〉のコラボアウターもTAKIBI素材ですか?
いや、あっちのダウンコートは普通のナイロン。フードコートはアクティブなイメージがあるから、差別化するためにTAKIBIにしたんだと思う。ダウンコートの方はスーツに合わせるようなデザインだから。
ー確かにデザインは似てるけど、印象は全然違います。こっちの方がシルエットもゆったりしていますよね?
前はタイトめに作ってたけど、今は少し大きく作ってるね。Aラインで少しふわっとさせて。デザイナー本人が細身だから以前はタイトなものが多かったけど、最近は全体的にワイドにしてるって言ってた(笑)。
ー(笑)。
ちなみにこのTAKIBIっていう生地はブラックの展開がないんだよね。多分、生地の性質上、ブラックがチャコールになっちゃうんだと思う。真っ黒っていうのができなくて、ちょっと墨黒っぽくなっちゃうというか。
ーそれが逆に良い雰囲気を出してますよね。タウンユースで着るなら、どんな着こなしがおすすめですか?
みんなやりがちなのが無難な色で洋服を買っていくから、気づけば全身が真っ黒になっちゃうってやつ。それを避けるために、“ちょっと明るめ”くらいを提案したいかな。アウターはチャコールだから、インナーに白、パンツにグレーを持ってくるとかね。
ーパンツはグレーなんですね。
グレーのパンツって俺は最強だなと思っていて。なんてったって、グレーのパンツ向上委員会だからね(笑)。
ーはじめて知りました(笑)。ビジネスではグレーのパンツを穿いてる人は多いですよね。
ビジネスシーンでは多いけど、カジュアルではスウェットパンツ以外であまり穿かないと思うんだよね。でもグレーのパンツって明るくもないし、暗くもないから、どっちにも振りやすくて。例えば、こんなコーデュロイでも野暮ったくならない。だから今シーズンはグレーばっかり入れてる。お客さんからの反応はまだあまりないけどね(笑)。
________________________________________
Info
Lampa
住所:東京都杉並区高円寺南4-8-1
営業時間:13:30~19:30(不定休)
FACY