14日間で約23万円。コロナ隔離施設滞在費が有料化された理由

ニュージーランドの隔離政策

Montri Uaroon / Shutterstock.com

「日本に一時帰国したいなぁ」

これはニュージーランドで暮らす日本人が集まると、必ず誰かがため息と共にこぼす言葉です。年末年始は日本独特の雰囲気が味わえるので、海外で暮らす日本人にとって、ことに日本が恋しくなる時期なのです。

コロナ対策で国境が依然として封鎖中とはいえ、ニュージーランド人や在住者であれば、出入国は可能。日本人でも同条件に合えば、ニュージーランドを出て日本を訪れ、また入国できます。それなのに、愚痴をこぼしつつ一時帰国を我慢する在住の日本人たち。これには理由があるのです。

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高額な隔離施設滞在費、一体いくら?

ニュージーランドでは、入国者は誰でも政府管理の施設で14日間の隔離をしなくてはなりません。施設の多くは通常であれば観光客やビジネス客が滞在するホテルです。

基本的にこの隔離のための施設滞在費は1人何と3100NZドル(約23万円)。2人で部屋をシェアする場合、2人目が大人であれば950NZドル(約7万円)、3~17歳の子どもであれば475NZドル(約3万5000円)が追加になります。

同じ海外に出てニュージーランドに戻ってくるのでも、隔離施設滞在費を個人が負担しなくてはいけないケースと、負担しなくていいケースがあります。その決定の際には、当事者の出国のタイミング、入国後の滞在期間などが関わってきます。また出国目的も判断材料になります。

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執筆者

1998年よりニュージーランド在住。東京での編集者としての経験を生かし、仲間と各種メディアを扱う会社を創設、編集長を務める。2002年に独立し、本格的に執筆活動を開始する。ニュージーランド航空やニュージーランド観光局の発行物やウェブサイトを手始めに、国内および他の英語圏の国々における環境、ビジネス、子育て/教育、文化、テクノロジーなどの分野について、多岐にわたる媒体に寄稿。海外在住日本人ジャーナリスト集団「Global Press」所属。【寄稿先】「くらしとお金の経済メディア LIMO」「東洋経済オンライン」「現代ビジネス」など。【共著書】『コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿』(光文社新書)