自分の価値基準を持とう

お金持ちになるためには、まずは支出を抑えて自分の元にお金を留めることが重要です。家計の支出は、生活に必ず必要な「出費」、必ずしも必要ではない「浪費」、将来の利益となる「投資」の3種類に分けられます。

しかし、お金をかけるものが出費、浪費、投資のどれに当たるかは人の価値観によって異なります。例えば、飲み会が単なる浪費だと考える人もいれば、ビジネスチャンスに繋がる投資と捉える人もいるのです。

生きがいとなる趣味があり、そのために仕事を頑張っているという人も少なくないでしょう。そのような趣味に支払うお金は単なる浪費ではなく、人生を楽しむために必要な消費ともいえます。

大切なのは、お金を払う前にそれが自分にどれだけの利益を与えてくれるのか一度立ち止まって考えることです。「高いか安いか」ではなく「自分にとって価値があるかないか」で判断するようにしましょう。自分の価値基準をしっかり持てば、自分にとって価値のない浪費が減り、自然とお金が貯まってくるはずです。

まとめ

お金持ちのほとんどは、お金を投資に回しさらなる収入を得ています。「お金に余裕があるからだ」と思われる方もいるかもしれませんが、それは収入が高いだけでなく、浪費を我慢して投資に使うお金を貯めているからなのです。

投資には当然リスクがあるため、もしなくなったとしても生活に影響がない余剰資金を作る必要があります。まずは、自分にとっての「消費」「浪費」「投資」を見極め、お金を自分の元に留められる力をつけましょう。

石黒 杏樹