さいごに
いま現在、事情があり無職の状態だったとしても、加入期間が10年以上あれば将来的に無年金になることはありません。
ただし、未納状態のままでいると受け取れる年金額は減ります。また、万が一のときに障害年金を受け取ることができない、といった問題も生じます。
冒頭で触れた「8050問題」に関連しますが、「ふつうの年金生活」をしている親が、子どもの年金保険料を払い続けている、というケースも一定数あることは確かでしょう。
このような場合は、親側の経済力と体力、そして子の側の自立支援、といった観点から、介護・福祉的なアプローチが必要となるかもしれません。
参考資料
- 厚生労働省『平成29年国民年金被保険者実態調査』
- LIMO「厚生年金や国民年金をみんな、いくらもらっているのか」
- LIMO「国民年金の第1号被保険者の「職業」、もっとも多いのは?」
- LIMO「ひきこもりなど、長期間無職の人の年金ってどうなるの?」
LIMO編集部