こうした“新しい販売様式”が、毎年福袋を心待ちにしている人々にどのような影響を及ぼしたのか…見てみましょう。

まさに“福来る”! 私たち、大満足です

まずは、福袋、買ってよかった!という人たちのエピソードをどうぞ。

「毎年洋服の福袋を購入していました。正直、すべて気に入った、というわけにはいかないのですが、まぁ、正月の恒例だし…と半分惰性で買っていたんです。ところが今年は、お目当てのブランドの福袋はネット販売のみに。ネットだと味気ないなと思い、今年は洋服の福袋はやめて、近所の食料品雑貨のお店の福袋を購入してみました。これが大正解! 気になっていたけれど買うタイミングを逃していた調味料や、SNSで好評だったお菓子が入っていたんです。来年からは洋服はやめて、食料品の福袋を買うことに決定!」(32歳/女性・会社員)

「近所に好きなセレクトショップがあるんですが、お正月はいつも県外の実家に帰省するため、3日に売られる福袋は購入できなかったんです。毎年即売り切れになるんで、SNSでゲットした人の戦利品を眺めてはうらやましく思っていました。でも、今年はそのお店、正月三が日は休業する代わりに、福袋はネット販売することに! ショップに通い始めて3年、ようやく念願の福袋を入手することができました」(28歳/専門職)

「今年はオンラインの福袋が多かったので、いろいろなところの福袋を見比べて、一番好みのものを買えたのでよかったです」(40歳/主婦)

こんなはずでは…とほほの失敗談

続いて、“新しい販売様式”ならではの失敗談をどうぞ。

「今年はお目当てのブランドがネット販売する、と聞いて意気込んでいたんですが…。友人に『販売と同時に売り切れるからね』と散々おどかされていたせいで、焦ってしまい、よく確認せずに購入したら、Mサイズを購入したつもりがSサイズ…。全く入らずメルカリ行きとなりました」(28歳/会社員)