病死による孤独死が最も多い
<死亡原因>
- 1位…病死:2,857人(64.7%)
- 2位…不明:1,012人(22.9%)
- 3位…自殺:478人(10.8%)
死亡原因は、病死が6割以上となっています。
また、自殺による孤独死が全体の10.8%にも及び、全国民の全死因のうち、自殺の割合が1.4%なのに比べ、7倍以上も高い結果だとわかりました。
「孤独死した20代~40代の自殺者」>「全国の自殺者割合」
<孤独死の自殺者割合と、全国の自殺者割合の比較>
- 20代…孤独死の自殺者:25.9%、全国の自殺者:13.8%
- 30代…孤独死の自殺者:26.5%、全国の自殺者:12.6%
- 40代…孤独死の自殺者:23.1%、全国の自殺者:17.0%
※孤独死の自殺者…孤独死者の死因のうち、自殺である割合
※全国の自殺者…全国民の全死因のうち、自殺である割合
全国の自殺者割合と比べると、孤独死の自殺者割合が高いことがわかります。とくに、孤独死において、青年・壮年期の自殺の割合が顕著だといえるでしょう。
発見までの平均日数は17日
男女とも、孤独死発生から発見までの平均日数は、17日です。
しかし、発見まで30日~89日かかった人が全体の14.2%、90日以上が全体の1.7%おり、1か月から3か月以上も、発見されないケースがあることもわかりました。
発見までの時間が長いことで、遺体や居室の損傷が進んでしまうなどの問題があり、早期発見を図る対策が求められています。