老後対策はどうすればいいか

とは言え、老後に向けて、できるだけ早く準備を始めないと、しっかりとした資産形成ができない恐れがあります。

無理なくコツコツつみたてたいという人こそ、いち早く投資をスタートすることで、毎月のつみたて額を無理のない金額に設定することができます。

投資をスタートさせたら、つみたてニーサだけではなく、様々な金融商品を分散して運用することをおすすめします。

どの金融商品を選択すべきかは、その人の年齢や職業、家族構成や年収によって変わってきます。まずは老後まで何年運用できるか、老後までにいくら貯めたいか、そのために毎月いくら投資に回せるかを設定しましょう。

これらを明確にすると、どれくらいのリスクを取って運用すべきかが見えてきます。

つみたてニーサで購入できるインデックスの投資信託だけでは目標達成が難しい場合、さらに大きな資産形成を狙う人は、アクティブファンドの組入れも検討する必要があります。

万が一の保障が必要な人は、保険商品での資産運用も有効です。

保険商品は将来引き出す時に、運用益が一時所得として1年間に50万円までは非課税で引き出せます。出口戦略を考えてもメリットが出てきます。

このように、どの金融商品で運用すべきかは、人によって異なりますから、一人ひとりに最適な運用法を探すことが重要です。