年収600万円世帯はどんな家計?
平均で貯蓄1,000万円になる年収600万円世帯ですが、家計的にはどのようになっているのでしょうか。まず、負債額から見ていきましょう。
二人以上世帯(勤労者世帯)の負債額
- 年収600万~650万円
貯蓄額1,072万円/負債額1,039万円(うち、住宅・土地のための負債976万円)
- 年収650万~700万円
貯蓄額1,278万円/負債額827万円(うち、住宅・土地のための負債764万円)
貯蓄額から負債額を差し引くと、純粋な貯蓄額はかなり少なくなりそうです。しかし負債の内訳は住宅・土地のための負債であり、持ち家率も約8割となっています。
年収600万円台世帯の持ち家率
- 年収600万~650万円:79.8%
- 年収650万~700万円:81.4%
また、年収600万円台世帯の「世帯主の年齢」については、47歳から48歳であり、ちょうど住宅ローンや教育費の支出が多い世代に該当するようです。
年収600万円台世帯の世帯主の年齢と世帯人員(人)
- 年収600万~650万円世帯
世帯主の年齢:47.5歳/世帯人員:3.40人(うち18歳未満:1.08人)
- 年収650万~700万円世帯
世帯主の年齢:48.4歳/世帯人員:3.46人(うち18歳未満:1.07人)
家族構成や年代を見ると、住宅ローンが家計の中で大きな割合を占めていたり、教育費もまだまだかかるという実情が見えてきます。それでも年収600万円台世帯では平均的に貯蓄1,000万円台であるという実績を参考にできそうです。