「禁止とは伝えていなかったけれど…」
さて、高齢の方だけでなく、若い方にも「困った患者さん」は、います。先の2人の「習慣を変えられない」という方向とは、少しずれるかもしれませんが、筆者が印象に残った「ざんねんなケース」をご紹介しましょう。
病室からウーバーイーツの注文!?
ある日、ナースステーションに大きなカバンを背負った男性がやってきました。そう、患者さんが注文した、ウーバーイーツの配達スタッフです。中身は食品ですので、タバコのように退院まで預かることもできません。
患者さん本人には商品を受け渡しながら厳重注意しましたが、
「別に、出前頼んじゃダメとは言われてなかったけど?」と、ちょっと不満げな様子。
確かに、入院時の説明には含まれていなかった事項かもしれませんが・・・。常識で考えて、やはり首をかしげたくなるものがありました。
ちなみに、昨年の感染拡大初期は特に、そういった類いのハプニングは頻発していたようです。
また、「病院内にWi-Fiが飛んでいないのか」「テレビがなぜ有料なんだよ!」といった文句を言われたり、個室だからと大音量で音楽を流したりする患者さんが多かったとも聞いています。