定年60代目前でもお金がたまらない人のイタイ共通点

Aleksei Morozov/iStock

もうすぐ60歳の定年退職を控えた50歳代は会社に入った頃はバブルの全盛期でした。

しかしそんなバブルは20代後半から崩れ始め、30歳代にはアジア通貨危機やITバブルの崩壊。さらに40歳代で100年に一度の経済危機と言われたリーマンショックを経験した世代です。

そして、定年退職を控えた現在、コロナショックの真っ只中にいます。

老後生活まであと一息というところまで来て、様々なショックを乗り越えてきたこの世代が直面している最も大きな不安の一つに「老後の生活費」があるのではないでしょうか。

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私は大学卒業後、信用金庫での勤務経験があり、FPの資格を持つファイナンシャルアドバイザーとして、多くの方のファイナンシャルプラニングに関わってきました。

そこで今回は、定年退職を控えた50歳代の貯蓄額のデータを参考に、お金が貯まらない人の共通点についてみていきましょう。

50歳代の平均貯蓄額はいくらか

はじめに、50歳代の平均貯蓄額についてみていきたいと思います。

金融広報中央委員会公表の「令和元年(2019年)家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」によると、50歳代の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)の平均額は1194万円で、中央値が600万円となっています。

中央値とは、貯蓄額が少ない順に並べた時に全体の真ん中にくる人の金額を表しています。平均値は一部の極端に貯蓄が多い人の額に引きずられてしまい、値が大きくなりがちですが、中央値は金額で引きずられることがないため、より実態を反映した値といえます。

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執筆者

同志社大学卒。大学卒業後、京都中央信用金庫で投資信託や生命保険などを活用した資産運用アドバイス、相続相談、融資、為替業務などに従事。その後は福知山市役所で主に中小企業支援などに携わる。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。