それ、高所得貧乏への第一歩かも。貯まらない人にありがちな習慣とは?

では、どうして高収入なのに貯められない、という事態が起こってしまうのでしょうか?ここでは、貯まらない人にありがちな習慣を2つご紹介します。

1) 羽振りがいい「だけ」の人

自身はパート務めながら、夫がやり手の実業家ということで、世帯年収1000万円を超えているというAさん。さぞや裕福な暮らしをしているのかと思いきや、「それが、全然貯まらないし、むしろ苦しいのよ。パートを辞めるに辞められない。」といいます。

原因は、Aさんの夫の『羽振りの良さ』。もともと、あればあるだけ使うというタイプでしたが、ビジネス仲間や取引先の人と飲食をした時は、とにかく自分がお金を出さないと、気が済まないのだとか。

「コロナ禍でだいぶ機会は減ったけれど、それでも行くと必ずといっていいほど、全額夫持ちになります。たしかに、ビジネスを円滑にするためには、ある程度のお付き合いにかかるお金は仕方のないものだとはわかっているけれど…。でも、年収1000万円って、所得税の税率も上がる上に、児童手当だとか、高校の授業料の実質無償化とか、そういう恩恵もほとんど受けられないゾーン。つまり、年収が低い人たちと同じように生活していても、うちは余分にお金がかかってしまうんです。夫は、そういう事実は全く見ないで、1000万円稼いているというところだけで、気前よく払ってしまうんですよね…。」と、ため息をつくAさん。

たしかに、「仲間を失う節約はしてはいけない。」とは言いますが、これは普段から自分の味方でいてくれる人に対する、ご祝儀やプレゼント、お礼といったものをけちってはいけないということ。取引先はともかく、お金がなければ付き合ってくれないような人のためにまで、相手よりも年収が多いという理由だけで、なんでもかんでも自分が出すというような習慣は、少々考え直した方がよいかもしれませんね。