数分のテレビ電話も苦痛⁈
年末年始の予定がすっぽり空いたことで嫁業もなくなり、心身ともに今回は楽だと感じていたというRさんでしたが、義姉から「せめて新年のあいさつくらいはけじめとしてしよう」と提案があったそう。子供たちへのお年玉、お互いの家へのお年賀の準備、元日に時間を合わせてのZOOMによる面会。そこまで負担にならない範囲でやろうという言葉を添え、義姉から意見が出されました。
お年玉やお年賀は毎年恒例のことだったため、Rさんは早めに支度をし、義実家へ送付。各家庭から送られてきたタイミングで義母が郵送してくれるという話が整っていたはずでした。
そして迎えたお正月。前もってメールのやりとりをし、何時くらいなら都合がつくか確認もしていたにもかかわらず、家族が通話を始めても三男一家は一向に姿を見せません。義弟にかけても義妹にメールを送っても返答はなし。どことなく気まずい空気が流れ、Rさんは新年からハラハラしてしまったそうです。
「夫は『弟は電話とか苦手だからな』と軽く受け流していましたが、私は二人して出ないのはナシではないか、と不満に思いました。口下手なのは私だって同じ。だれも面白い話をしろといっているわけではなく、親たちに数分間元気な顔を見せて安心させることに意味があるのでは。前々から足並みをそろえられない義弟夫婦に他の兄弟同様いら立ちが溜まってきました」
過去何度もイベントや旅行に「義弟一家だけ不参加」ということがあったことも、Rさんが今回の対応を「不誠実だ」と感じた要因のひとつだったそうです。