財形貯蓄は毎月の給与から天引きされるため、強制的につみたてることができます。さらに出金するときは銀行窓口で出金する必要があるため、土日が休日のお仕事の人は出しづらいと言えます。

さらに貯蓄型の保険商品は死亡保障や高度障害保障がセットされますので、毎月必ず保険料を払う必要があります。そのためより強制力を持ってつみたてることができるため、絶対に貯蓄したいという人には合っているでしょう。

元信金職員がみたお金が貯まる人の特徴「その2」:将来の目標額が明確にある

次に挙げたい特徴は、「将来の目標が明確に定まっている人」です。

なんとなく今貯蓄に回せる額を貯めていけばいいかな、と考えている人も多いと思いますが、金融機関の窓口で貯蓄相談をしていると、将来確実にお金を貯めたいという人は、「何歳までにいくら貯めたい」という明確なビジョンを設定している人が多いように思います。

例えば、一昨年に金融庁から「老後2000万円問題」のレポートが公表されたこともあるため、「60歳までに2000万円」というように目標を設定すると、それから逆算して毎月いくら貯めていくべきかが見えてきます。

それで逆算して計算した金額が自分のつみたてられる金額よりも多くなってしまう場合は、銀行預金でのつみたてではなく、投資信託などの資産運用商品の出番となります。

最近人気のつみたてニーサやイデコなどの非課税制度を利用して投資信託でつみたてると、足りない分を運用でカバーすることが期待できます。

目標金額と毎月のつみたて額の差が大きい人ほどリスクを味方につけながら長い時間をかけての運用にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。