「義弟の帰省、控えてもらいたいけれど・・・」
~Cさんのケース~
なお、こんな悩みを持つ人も…。
「義弟夫婦が、『夏は帰省を控えたので、お正月は帰省したい』と言っているようなんです。ただ、義弟が住んでいるのは、こちらとは桁違いの感染者が出ていると報道されている地域。
『SAやPAには寄らず、他人との接触は極力避けて行くから』『近所の人の目に付きにくい明け方とか夜中とかに到着し、車は敷地の奥のほうに停めるようにする』という義弟の提案に、義両親も多少困惑しつつも、孫会いたさもあって『まあ、いいかな』という感じになっているようで…」と語るのはCさん。
「義弟が来るとなれば、顔を出さないわけにもいきません。当然、一緒に食事をしようということにもなるでしょう。もし義弟家族の誰かが感染していたら、と考えると心配で。
でも、田舎に帰りたい義弟の気持ちも確かに分かります。とはいえ、嫁の立場で『帰省を控えてほしい』とも強く言えず…。悩ましいところです」
さいごに
久々にゆっくりできそうな人、やっぱり慌ただしくなりそうな人とさまざまのようですね。
コロナ禍で初めて迎える年末年始。感染リスクと家族の絆を天秤にかけることは、たやすいことではありません。
3人のお話を通じて、この冬休みは、今後の「ゴールデンウイーク」「お盆休み」などの帰省にどのような工夫をすればよいのかを考える貴重な機会でもあると、筆者は感じたのでした。
『年末年始の帰省に関する調査』株式会社ネオマーケティング
犬養 のぞみ