厚生年金はいくらもらえる?

厚生年金とは、国民年金に上乗せされて給付される年金のことで、国民年金に厚生年金が加算され、合計金額をもらうことになります。

厚生年金の夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額は22万724円です(日本年金機構HPより)。夫一人で考えると15万5583円となります。

ただし、これは平均的な人の収入(平均標準報酬額43.9万円)で、40年間就業した婆に受け取れる年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金)になります。

厚生年金は給与水準によって金額が変わってきます。厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業年報(平成30年)」によると、厚生年金の月額階級別受給権者数は以下の通りです。

男子

  • 30万円以上:1万9367人
  • 25~30万円:31万4人
  • 20~25万円:228万7877人
  • 15~20万円:428万3595人
  • 10~15万円:267万1176人
  • 5~10万円:106万7790人
  • 1~5万円:8万6168人
  • 1万円未満:9万434人

女子

  • 30万円以上:389人
  • 25~30万円:4294人
  • 20~25万円:6万4462人
  • 15~20万円:40万3175人
  • 10~15万円:212万2963人
  • 5~10万円:233万7266人
  • 1~5万円:30万2743人
  • 1万円未満:3万5584人

平均年金月額は男子16万3840円、女子10万2558円となっています。男子は平均に近い15~20万がもっとも多いものの、女子は平均以下の5~10万円がもっとも多くなっています。