今年も残すところわずかとなりました。
まだまだ新型コロナウイルスの影響が拡大しており、自宅での過ごし方の工夫が求められる1年であり、新年も続きそうです。
普段慌ただしく過ごしていた方も今年そして年始はゆっくり考える時間を取れるという方も多いと思います。
今回は現役世代にとって不安や悩みの要因のひとつである年金について、FP(ファイナンシャルプランナー)の視点で少しでも多くもらうための方法をご紹介します。
健康寿命と年金
さて老後にもらうことになる年金ですが、年金だけで生活しようと考える方は少ないのではないかと思います。
内閣府の高齢者白書によると、健康寿命は日常生活に制限のない期間のこととなっています。いつまで健康でいられるかは老後を生き抜く上で重要な要素となりますが、過去と比べて健康寿命はどのくらい延びているでしょうか。
平成13年(2001年)には男性69.4歳、女性72.65歳だったものが、平成28年(2016年)には男性72.14歳、女性74.79歳となっており、健康寿命は長くなっています。
この長くなっている老後を生き抜くためには、健康でいること、お金を減らさないこと、お金を増やすことがポイントになります。
これからも健康寿命が延びていくと予想されますから、もし健康で元気でいられる自信があるならば、ぜひ検討していただきたいのが年金の繰り下げ受給です。