副業の実態は?
しかし一方で、昨今の政府主導の「働き方改革」やコロナ禍による先行き不透明な経済状況を前に、「会社に勤めながら、副業もしてみたい」という声は年々高まってきています。
それでは、副業経験者(本業就業形態:正社員、契約・嘱託社員、派遣、パート・アルバイト)のみを調査対象としている、株式会社GVによる調査結果も確認してみましょう。
2019年11月に、お金の情報サイト「まねーぶ」を運営する株式会社GVが行った意識調査によると、副業内容・職種で最も多かった回答は「懸賞・アンケートモニター」、2位は「クリエイティブ(ライター・デザイナー・製作等)」3位は「インターネットメディア(アドセンス、アフィリエイト等)でした。4位以降の結果は、図1のようになっています。
本業が終わった後や休日に副業をすることになるので、在宅でできる仕事が人気を集めている様子がわかりますね。
副業収入の月平均や金額分布は?
スキルアップや趣味の延長で副業をしている方もいますが、やはり「今よりも収入を増やしたいから」という理由で副業に興味を持つ方は少なくないでしょう。
実際に、調査の中で副業をする理由について聞いたところ、「生活費やローン返済のため(45.7%)」「将来への備え・貯金(42.3%)」という回答が大部分を占めました。
収入アップのためとなると、気になるのが「副業でどれくらい稼げるのか」ということ。副業による収入額は、人によって大きく異なるので一概には言えませんが、同調査での平均額は月4万7,455円となっています。