「核家族化の進行」と「老老介護」
要介護者等のいる世帯の世帯構造をみてみると、「核家族世帯(※)」が40.3%と最も多いことがわかりました。
※「核家族世帯」…夫婦のみ、夫婦と子ども、男親と子ども、女親と子どものいずれかに該当
それでは、ここからは介護者などの詳細をみていきましょう。
主な介護者の状況
- 「要介護者と同居」:54.4%
- 「要介護者と別居の家族」:13.6%
「同居」の主な介護者の続柄
- 「配偶者」:23.8%(最も多い)
性別
- 「男」:35.0%
- 「女」:65.0%
介護者の年齢階級
※60歳~69歳が最も多い
- 「男」:28.5%
- 「女」:31.8%
主な介護者は、「要介護者と同居」をしている人が圧倒的に多い結果となっています。また、配偶者がお世話をしていることが多く、女性の割合が高いことも分かりました。
年齢をみると、60歳~69歳以上である高齢の介護者が最も多く、「老老介護」の現状を示しているといえるでしょう。
要介護者」年齢階級別ごとの組み合わせ
※要介護者等の年齢階級別にみた同居の主な介護者の年齢階級構成割合
- 「60歳以上同士」:74.2%
- 「65歳以上同士」:59.7%
- 「75歳以上同士」:33.1%
同世代どうしが多いですね。要介護者・介護者ともに高齢者という割合が高く、年々上昇傾向にあります。
とくに、60歳以上同士と65歳以上同士は50%を超え、割合がかなり高くなっています。